熊本市議会9月議会最終日の28日に議場で何があったかですが、熊本市議会ホームページでの議事録公開は3ヶ月以上かかるので、報道されている内容や熊本市議会の手元にあるインターネット中継の記録をもとに時系列でまとめます。本会議のインターネット中継もご覧ください。
10:00
本会議スタート
10:30〜11:30(9/29朝日新聞記事より抜粋)
緒方議員が紹介議員となり市民団体が昨年12月~今年9月に出した七つの請願がこの定例会の委員会で一括して不採択になった際の議論などを確かめようと、約1時間にわたり議会運営委員長に質問していた。議員から「同じことを何度も質問するな」「議事録を読んで」などといらだちの声が上がっていた。
11:30ごろ
緒方議員があめを口に含んだのを見た議員が指摘し、本人も認めたため、議会は非難の声で混乱。議長判断で「暫時休憩」となった
13:00前〜
議会運営委員会での各議員の様子(18:30ごろKAB放送ニュース番組より書き起こし)
津田委員:「議場内においてアメ玉をくわえたまま質疑を行ったことについてです」
上野委員:「議場というのは議員にとって、一番神聖で、品位のない行為だと思いました。議会として極めて残念」
浜田委員:「そこは常識の範囲というのもあると思いますので非常に問題があるという認識がありますので、本人の謝罪が必要では」
原口委員:「この点についていかがお考えでしょうか?」
緒方議員:「咳が出ないようにと思いまして謝罪をしなければいけない行為だとは考えておりません」
緒方議員が謝罪をしなかったため、懲罰動議が提出された
14:30ごろ(https://youtu.be/dIQm9OAxg88)
本会議にて朽木議長より議会運営委員会での会議規則141条第一項の規定により緒方ゆうか議員に対する懲罰の動議が提出されたと報告。この動議の取り扱いに関して議会運営委員会を開くため、本会議は休憩となる
16:15ごろ(https://youtu.be/LCl4BwlsdX4)
本日の会議時間延長を伝える。田尻正博議員より懲罰動議の提出の趣旨説明。
田尻正博議員:演壇上において飴玉をくわえたまま質疑を行う行為は会議規則において具体的に禁止する旨規定されていないものの社会的常識等の範囲では考えられない問題のある行動であり会議規則第134条に規定される品位の尊重に明らかに抵触するものであることから緒方議員に対し謝罪を求めるべきであるとの意見が各委員から共通して出され結論に至りました。(以下略)
16:20ごろ(https://youtu.be/DStYYHRgYgc)
懲罰特別委員会の委員選出
17:40ごろ(https://youtu.be/Sop10dYwX9M)
懲罰特別委員会長の江藤正行議員の報告。緒方議員に朗読を求める陳謝を以下のように発表。
「陳謝文
私は9月28日の本会議において、質疑中に演壇において、本市会議規則第134条に抵触する行為を致しました。議会の品位を重んじなければならない議員の職責に鑑みて、軽率な行為であり深く反省いたします。まことに申し訳ありません。ここに陳謝いたします。
平成30年9月28日 熊本市議会議員 緒方 ゆうか」
陳謝の懲罰の決定。用意された陳謝文の朗読は拒否。緒方議員が以下の内容で謝罪。
「質疑の間、風邪で咳の発作を止めるための喉の薬を口に含んでいましたが、それがどなたかのご気分を害したのであればお断り申し上げます。」
田尻将博議員による本日2回目の懲罰の趣旨説明。
緒形議員の弁明の許可降りず。
19:10ごろ(https://youtu.be/x7QNac4KulA)
懲罰特別委員長の江藤正行議員から報告。緒方ゆうか議員の一定期間の出席停止の懲罰が決定。
緒形議員の弁明の許可降りず。緒形議員が議場から退場。
議事続行。
19:43ごろ(https://youtu.be/lCCKa01XRsM)
請願について緒形ゆうか議員の討論がないまま一括不採択が行われた。